お仕事の後などにサラッとお目通しされながら、ほっこりしていただければ嬉しいです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
仕事で失敗をしたとき、うまくいかないとき、
「私には才能がない、出来の悪い人間だ」
などと考えてしまい、自己肯定感が低くなってしまいます。
ならば、今の仕事をやめて新しい道に進むというのも一つの方法でしょう。
しかしながら生活費が必要ですしそう簡単にはいきません。
自分はダメだと思ったときに元気をくれる、今月の本はこちらです。
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Grit: The Power of Passion and Perseverance (English Edition) Kindle版
Angela Duckworth (著)
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「成功するには才能が必要で努力だけではどうにもならない」
確かに身体能力やIQなど遺伝する部分があるのでしょう。
とくに苦労なくうまくできる分野はその人にその才能があるといえます。反対に人一倍努力してもうまくいかない事柄はその才能がないといえます。
成功するには才能がある分野を見つけてその仕事に就くというのが私の考えでした。
本書に私の考えを改めさせられました。
成功の秘訣は才能ではなかったのです。
才能の上をいく成功の秘訣は「その事柄をなんとしてでもやってのけるという熱意と持続力」なのです!
信じがたいことなのですが、本書はその事実を様々な研究論文、ケーススタディー、心理学の理論を埋め込みながら解説し信憑性ある記述となっております。
熱意はもちろん行動に落とし込まなければ意味がありません、どのようにすればうまくいくのかを考え行動に移すことを継続します。数々のストーリーが紹介されていますのでその中から自身に当てはめて自分なりの熱意の使い方を探求したいと思いました。
本書を読んでからは、私には「才能がないから」ではなく「工夫が足りないんだな、なんとかできるように考えよう」と思えるようになりました。
自信のない時には本書を開いて元気をいただきます。
それでは、充実した日々を過ごせますように。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
オークランドは日差しが強く日焼け止めクリームを忘れると日焼けしすぎて痛いほどです。外出時は要注意です。
さて、ビル・ゲイツ氏大絶賛とのことで、読んでみたいなと思っていた本の英語版がセールだったので購読いたしました。
ということで、今月の本はこちらです。
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Factfulness: Ten Reasons We're Wrong About the World--and Why Things Are Better Than You Think (English Edition) Kindle版
Hans Rosling (著), Anna Rosling Rönnlund (著), Ola Rosling (著)
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本書では思い違いしがちな世界の事実についてと、なぜその思い違いが起こるのかを解説されています。
まずは世界の事実のクイズで読者の好奇心をくすぐり、チンパンジー以下の正解率を叩き出してしまった頃にはもう、彼のストーリーの虜になっていることでしょう。ちなみに私は、チンパンジーに大敗でした(笑)
その世界の事実をどのように自身のビジネスに応用するのか?と考えてみました。例えば、世界の人々の生活水準は上がっているので、大多数の人々が教育を受けられ、知識を得て、様々なビジネスに進出し、テクノロジーの発展とともに更なるグローバル化が進むことでしょう。東南アジア旅行でも実感したのですが、想像通りの開発途上の地域もあれば、驚くことに日本以上に発展していると思える地域もありました。今は物価が安くて旅行者には嬉しいですが、未来の旅行者は「安いから日本旅行にしよう」と言っているかもしれません。未来は、ビジネスもワールドカップの様にアフリカやアジアも含む全世界共通のフィールドでの戦いとなるのかな?と想像しております。
著者が挙げた世界の事実は目からウロコですが、何より、
思い違いのせいで事実は歪んで見えるので、正しい事実を確認することが大切であるかと思いました。例えば、「人は物事を悲観的に捉える傾向があるのでデータをもとに理論的な思考をすること」
「グループの過去の特性から思い込みで判断する事があるので現在に至るまでの緩やかな変化に注目し判断材料にする」等が参考になりました。
「現実に目を向けなければ未来は造れない」by Hans Rosling.
近年、お亡くなりになられたとのことで、素晴らしい作品をこの世に生み出してくださったことを感謝いたします。
それでは、明るい未来が続きますように。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
自営業では勤務時間に融通がきく分、土日祝、24時間お構い無しでお仕事に明け暮れることもあるかと存じます。そんな中、睡眠はパフォーマンスはもとより健康に多大な影響を及ぼすことが証明されています。私自身、睡眠不足による疲れを常々感じているので睡眠時間はしっかり確保し、コンディションを整えたいです。
ということで今月の本はこちらです。
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スタンフォード大学教授が教える
熟睡の習慣
(PHP新書) Kindle版
西野 精治 (著)
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睡眠の専門家が研究をもとにに睡眠にまつわる最新情報を記されています。
結論としては最高のコンディションを保つには
「一日8時間程度の睡眠が不可欠」ということです。
睡眠時間が一日4時間程度で問題なく生活できる、ショートスリーパーは人口の1%に満たないそうです。
紹介されていた熟睡の鍵となるポイントは体内のリズムを調節することです。簡単にいうと朝には起きて昼間は活動し夜に眠るというリズムをとることです。
リズムを調節する一番の要因は「光」です。
朝に朝日を浴び、夜、暗くします。寝る前のパソコンやテレビの光もNGです。シフトワーク等でリズムがとりづらいときも起きたら照明等の光を浴び、寝る前には暗くします。
次に運動と食事です。
朝食はリズムを整える上で重要です。食べることで脳と身体へ活動のシグナルを送ります。
昼間は適度に運動することでリズムを整え、睡眠の質を高めます。
その他にも数々の熟睡の極意が紹介されています。
不眠症等深刻なときはお医者様にかかってくださいね。
睡眠時間と質の管理にスマートウォッチが欲しいのでセールを狙っております。(笑)
それでは皆様が気持ち良く熟睡されますように。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日友人との会話で「5G」の話題が上がったのですが、何それ?という状態だったので少し教えてもらいました。
もっと知りたくなったので本で調べることにしました。
ということで今月の本はこちらです。
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5Gビジネス Kindle版
亀井卓也 (著)
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5Gって何?という疑問にIT初心者にもわかりやすく答えてくれます。そして、5Gで今後のビジネスがどの様に変わっていくのかを記されています。
5Gとは「5th Generation」の略であり、移動通信システムの種類である(現在は主に4G)。
導入によりインターネットに接続する際の機能が格段に向上する。通信速度が上がり、同時接続のキャパシティも広がり、通信の遅延もなくなる。
5Gによる未来の可能性の例では、
遠隔手術、ウェアラブル端末での介護支援、車の自動運転、セキュリティー映像の高度な解析、買い物の自動支払い、個人の嗜好に合った広告、保険料の最適化、VR等のエンターテインメントの発展など様々な可能性が挙げられています。これらは実際に開発中なのです。
まるでSF映画が現実になるような世界を想像しワクワクしてしまいます。導入後すぐに変化は起きませんが、徐々にこういった5Gならではの便利な生活がやってくるのです。
一方、プライバシー対策や浸透性の問題にも触れられています。
細かな個人情報が集められるので、その情報をどこまで開示を許可するのか個人で選択することになるようです。5Gの浸透は都市部に集中し、地方との格差ができてしまうようです。
5Gを使いこなせるかどうかは今後の開発に委ねられています。
ビジネスに活かせるのか?と少し考えてみますとIT技術者でもないかぎり個人レベルでなにかするのはハードルが高いと感じます(これができれば稼げそうです)。
文字よりも動画が主流になりそうなのでYoutubeを更に活用してみようか?くらいしか思いつきませんでした。
自分でアイデアを出すのは無謀ですがせめて5G製品を使いこなせる消費者になりたいです。
それでは、皆様も5Gの未来を想像/創造しお楽しみください。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
「ビジネスをしているが会計についてはよくわからない」
という経営者が多くいらっしゃいます。
それでも会計士に依頼すれば会社法/税法に沿って業務を行いますので法律上の問題になることはまずございません。
しかし、経営戦略が必要と感じるなら、大まかな管理会計を知っておくことで有利になることは間違いありません。
*税法は複雑かつ頻繁に改定されるのでご自身で学ぶよりも会計士におまかせするほうが効率的ですが、管理会計に関してはビジネスの当事者がご自身で学ぶ価値があると思います。
ということで、今月の本はこちらです。
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「人事屋が書いた経理の本」 Kindle版
協和醗酵工業㈱ (著)
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本書は社員教育を目的に、経理についてわかりやすく解説されています。
経理の本で漫画や小説仕立てのものも読みましたが、本書の説明の仕方が一番頭に入りやすかったです。文章での説明のみならず、例を挙げ、図表にし、実際に問題を解く形になっており、ビジネス書というより学校の教科書という感触です。
本書で得られる最も有効な知識は
1,財務諸表の読み方がわかる
2,損益分岐点とは何かがわかる
3,採算がとれるにはどうすればよいか考える力がつく
であるかと思います。
残念ながらエンターテイメントの要素は一切ないので、勉強する熱意があるときにでもお目通しくださいませ。
それでは、皆様の経営戦略のプラスに働けば幸いです。
2週間のスクールホリデーが終わりましたね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
最近ちょっとミスをしてしまって暗い気持ちになりました。
「失敗から生まれた大発明」は有り得ることですが、仕事を効率的にこなす最も効果的な方法はやはりミスをしないことです。ミスをしてしまうとその対処に何倍も時間がかかってしまいますからね。
ということで失敗学を学んでみることにしました。
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なぜかミスをしない人の思考法
―――「失敗学」の権威が教える (知的生きかた文庫) Kindle版
中尾 政之 (著)
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本書によると、ほとんどの失敗には明確な原因があるそうです。不運だったでは済まされないのです。
それならば、ミスの原因がわかれば対策が立てられるということです。
「次は気を引き締めていこう、更に頑張って働こう」という精神的な方法ではなく、そのミスを具体的にどのようにすれば防げるのかを調べ、実行することが重要かと思いました。同様のミスを世の中のどなたかが既にされていて、その解決法も出回っていることでしょう。
そして、重大なミスが起きる前には必ず「ミスの前兆」があるそうです。
例えば、「車をぶつけてしまったと」いうミスが起こる以前から何度も何度もヒヤリとすることがあったはずです。実際にぶつけていなくてもヒヤリとした時点で危機感を持って対処していれば防げたのではないでしょうか。
しかし、だれしもミスはあることです。そのときはミスを認め、誠意をもって対処することでダメージを最小限に食い止めます。ミスを隠蔽すると、その10倍の損失を被ることになると心に留めておきます。
本書より失敗の根本的な考え方が学べました。失敗を予測、回避し、それを成功のために活かせればと思います。具体的な方法については実際に自身の失敗を分析し自分用の失敗回避マニュアルを作成しました。実行中ですが今後不備があれば新たにマニュアルを改善していきたいと思っています。
それでは皆様に大きな事故がありませんように。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
テクノロジーの発展やグローバル化等、世の中は目まぐるしく変化し続けています。未来は予測不可能であるとはいいますが、だからといって考えなしで良いのか?となると違うような気がします。
今月の本では大学教授や専門家の方々の研究と分析結果をもとにした2025年の働き方を予測されています。
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ワーク・シフト
─ 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>
Kindle版
リンダ グラットン (著), . (編集), 池村 千秋 (翻訳)
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本書によると、未来の働き方に影響を与えるのは下記の5つの変化であるそうです。
1.テクノロジーの発展
2.グローバル化
3.人口構成の変化と長寿化
4.個人、家族、社会の変化
5.エネルギーと環境問題
これらの変化に伴い、働く環境、個人のキャリア、価値観等も変化していきます。便利になる部分もありますが、問題も発生します。
主な問題点としては先進国の経済格差の広がりと人々の孤独が挙げられています。貧困から逃れるためには専門技術を身につけること、孤独にならないためには意識的に友人を作ることが勧められています。
2025年まであと6年。本書は2011年に出版されましたが2019年現在で納得できる点が多々あり、共感できました。
既に現実化している点は例えば、テクノロジーの発展によりWeb上で仕事が行えるため、通勤なしで自宅から仕事ができる職業が増えたこと。そして、ビジネスのグローバル化による時差のため夜中や早朝でもスカイプ等で会議をしたりと24時間仕事があることでしょうか。
これからはもっと自由に、自身の価値観に合った幸せな働き方ができるようになれば何よりです。
それでは皆様にとって素晴らしい未来が開けますように。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
先月の本では、これからのビジネスには「アート」が不可欠であるという内容でした。大変感銘を受けまして、今月も引き続き同じ著者の本を拝読いたしました。
それでは今月の本はこちらです。
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武器になる哲学
人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 Kindle版
山口 周 (著)
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哲学というと「美しいがどうも実用するには抽象的すぎるな」と思っておりました。本書ではビジネスで使いやすいように分かりやすく解説されています。
そういえば学生時代に習ったなと思い出す、懐かしいコンセプトが満載でした。50のコンセプトを紹介されているため読み応えがあり一気読みするよりも毎日少しずつ読んでしっかり頭に入れるのが良いかと思いました。
ビジネスにおいては法律や規則を知りそれらに沿った経営をしなければなりません。それとともに哲学にある古代の偉人の知恵から観点を広げ自身の思想の基盤を固めることで、既存のシステムを見直す力や、新しいものへの創造力が生まれるのではないでしょうか。
それではみなさまが素敵な日々を過ごされますように。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
お仕事をしていると、効率的にこなすにはどうするべきか?クライアントのご希望に応えられているのか?利益は出せているのか?等様々な面で思考を凝らしますね。
そんなとき、研究や分析によるサイエンスベースの理論に基づいて対応するのが一般的かつ成功率が高いと信じておりました。
しかし何とも興味深いことに今月の本では、これからのビジネスには「アート」が不可欠であると述べられています。
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世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
~経営における「アート」と「サイエンス」~
(光文社新書) Kindle版
山口 周 (著)
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最近はわかりませんが、十数年前の大学のビジネスの教育では理論的思考が重視されてきました。理論的な説明ができない手法をビジネスの現場で使用するのは大変なリスクであります。
しかし未来は違うようです。
本書によると
1,グローバル化やAIの発展によりサイエンスが浸透した際に皆が同じ戦略になるので差別化のためにデザイン等が重要になる。
2,システムの激変が起こるがルールの制定が追いつかないため「美意識」による判断力が求められる。哲学や詩等の文学から道徳心を養い自身のブレない思想を作ることが大切である。
3,世界中の市場が豊かになり生存欲求を満たすための消費から自己実現的消費へと向かう。そのため個人の生き方を承認又は実現できるようなビジネスモデルが必要である。それには感性が必要となる。
脳科学の研究では感性と判断力を司る脳の部位は同じであるという説もあるそうです。感性を磨くことで判断力も鍛えられるのかもしれません。名門美術学校へ研修に行き感性を磨くビジネスパーソンもいらっしゃるとか。
ビジネスを経営するのに芸術的趣味は時間の無駄だからと我慢していたのですが再開しようと思いました。本書のおかげで人生が豊かになりそうです。
それでは、みなさまも芸術に触れ感性豊かな日々をお過ごしくださいませ。
みなさま、こんにちは。
Black FridayのSaleが賑やかですね!
皆様もお買い物にお出かけでしょうか?
さて、日本のテレビで放映中のドラマ「下町ロケット続編」の小説を購読いたしました。会社経営者はもとより、従業員としても学ぶところの多い物語となっております。
ネタバレのないよう慎重にレビューいたしますね。
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下町ロケット ゴースト Kindle版
下町ロケット ヤタガラス Kindle版
池井戸潤 (著)
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池井戸氏の作品の王道といえる、スリリングなビジネスの現場と、悪は成敗され善が報われるハッピーエンドが心地良い物語です。
この物語が最も伝えようとしているところは
1,理念に沿った経営をする
2,お客様中心の経営をする
3,従業員を大切にする
4,仕事に対する情熱をもつ
であるかと思います。
以下、私が特に心に残った佃社長の名言をご紹介致します。
’ものづくりに必要なのは技術や効率だけではない。それ以上に大切なものは意義である。何のためにやるのか。その主旨に賛同し、情熱の対象とならない限り、ものづくりは成就しない。そしてそれは、社会的な貢献を伴うものでなければならない’
他にも数々の熱い語りが満載で、心を打たれました。
ご自信のお仕事に活かせる名言や、仕事への情熱を駆り立ててくれる一言が見つかることでしょう。
テレビドラマの方もいつか視聴したいと思っております。
それでは、みなさまのさらなるご活躍をお祈り申し上げます。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
アマゾンで人気のビジネス書を検索していると、なんだか面白そうな本が上がってきたので購読してみました。
ということで今月の本はこちらです。
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「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」 Kindle版
Testosterone (著)
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「世の中の99%の悩みは筋トレで解決する」
という大胆な記述がされた本書、バカバカしいようで実に納得のいく内容でした。
表紙の雰囲気から察するように、堅苦しい文体の自己啓発書ではなく、暑苦しいテストステロン値が高そうな文体で記されております。
運動することで心身共に様々なメリットが得られることは数々の研究で明らかにされています。例えば、健康になる、ストレス解消になる、頭の回転が良くなる、外見が良くなり自信が持てる、自己管理能力が養える等があります。実際に多くのビジネスの成功者は筋トレに励んでいらっしゃるそうです。
しかし、理解はしているものの行動に移すとなるとモチベーションが上がらない、維持できない等の問題がありますよね。
そんなときに本書が一役買うのではないかと思います。
笑えるのですが理にかなった内容で、ポジティブなエネルギーをチャージできました。「運動サボりたいな」という気分の日には本書を開くことにします!
みなさまも筋トレで悩みを解決してみてはいかがでしょうか?
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ビジネスの進行において新しい情報を入手し経営に反映するのは必須です。そのために研修に参加したり、ご自身で勉強したりと頑張っていらっしゃるかと存じます。
しかし、勉強したからといってそれが知識となったのか?
そして、実際に使えるのか?
そうなると「ああ、時間をかけて勉強したのは良いが、一体何を学んだのかわからない」「私って記憶力が鈍いから…」
というように落ち込んでしまいます。
そこで、学びを結果に変える方法が今月の本でございます。
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学びを結果に変えるアウトプット大全 Kindle版
樺沢紫苑 (著)
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脳科学をもとにした記憶に定着させる方法、それがアウトプットです。
ズバリ、効率良く学ぶには
インプット:アウトプット = 3:7
が丁度良いのです。
インプットとは、主に頭を使う勉強法です。読む、見る、聞く等です。
アウトプットとは、主に体を使う勉強法です。書き出す、声に出す、実演する等です。
例えば、参考書を読む(インプット)、youtubeで情報収集(インプット)、セミナーに参加(インプット)これでは記憶に定着しないため折角の努力が報われません。
参考書を読んだら、ポイントを書き出す(アウトプット)、内容を話す(アウトプット)、実際にやってみる(アウトプット)などで記憶に定着させ知識として使えるようになるのです。
ネット社会で情報が溢れる中、あれもこれもとインプットに偏りがちになってしまっている現状です。本書を読んで、アウトプットする気がないならインプットはしないくらいの心持ちになりました。
アウトプットの他にも脳科学に裏付けされた様々なパフォーマンス向上の手法が記されております。ビジネスのためだけでなく我が子の勉強のためにも読ませたい本です。
みなさまが学びを結果に変えられますように。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
先月は気楽に財務諸表の読み方が学べる、小説仕立てのビジネス書をご紹介いたしました。
今月も楽しく会計を学べる本をレビューいたします。
財務諸表から読み取れない部分、管理会計の基本が学べます。
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ドラッカーと会計の話をしよう (中経の文庫) Kindle版
林 總 (著)
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確定申告の際に必要な財務諸表は主に社外の方に向けたものです。
実際に会社経営をされている方は既にご察しかもしれませんが、財務諸表の数字のみでは見えない、経営を左右する情報がございます。
本書は物語を通してその大切な情報について読みやすく解説されています。
本書は2篇のストーリーが収録されています。
1篇目は飲食店経営を題材に「コストを削減することの本質的な意味」を解説されています。
2篇目は病院経営を題材に「知的労働生産性」について解説されています。
本書を通して管理会計の基本と、顧客の創造の大切さを学ぶことができます。
上記の職種だけでなくどんなビジネスにも当てはまる内容ですので一読の価値ありです。
みなさまが少しでもストレスを感じずに学ばれますように。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
ゆっくり娯楽小説が読みたいな。
うーん、でもその時間があるならビジネスの勉強したほうが良いよね。
うーん、でも勉強するくらいならもう寝る。
なんという意志の弱さ(苦笑)
こんな私にぴったりな本がございました。
ということで、今月の本はこちらです。
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会計天国 (PHP文庫) Kindle版
竹内 謙礼 (著), 青木 寿幸 (著)
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日本の公認会計士の方が書かれた小説/ビジネス書です。
とても楽しい小説?と思いきや、しっかりと財務3表の読み方の基本が学べます。英語でいうBalance Sheet, Profit Loss, Cash Flow Statementの3種です。
大まかなあらすじですが、経営コンサルタントの主人公がビジネスオーナーにアドバイスして危機を救うとういものです。その過程で財務3表の読み方の説明が入っております。
ご自身のビジネスの財務諸表を片手に物語を読み進めるとわかりやすいかと思います。
本書は日本仕様ですのでNZでは当てはまらない部分がございますが、基本は同じです。
まさに、楽しく勉強とはこのことだ!と実感できたというのが本書の感想です。
みなさまも、ストレス少なく学ばれると良いですね。
みなさま、こんにちは。
W杯が盛り上がっていますね!
日本対コロンビア、魂が揺さぶられました。
それはさておき、みなさま
「直感」に自信がありますか?
あとから「あの時の直感は当たっていたな」と思うことはありますが、ビジネスの決定においてそれだけに頼ってもよいのか?となると心配です。
ということで今月の本はこちらです。
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統計思考入門 ― プロの分析スキルで「ひらめき」をつかむ Kindle版
水越 孝
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統計思考とは数字とデータを駆使し、それを「ひらめき」につなげることである。
本書ではその方法を具体例を挙げながらわかりやすく説明されています。
例えば、ショッピングモールに出店するかどうか?という決定において様々な角度から統計を用いて成功率を算出します。算出方法は概要のみの説明ですが、市場調査の専門家がどのような面を考慮されているのかかがわかります。
分析することで今まで見えなかったものが数字として見える化されます。そしてその分析方法をざっくりとでも知っておくことで意思決定の参考になるのではないでしょうか。
大企業の意思決定では当然のことですが、個人ビジネスの現場ではどうしても直感に頼ってしまうところもあります。本書の統計的思考が少しでも成功率を上げるために役立てれば幸いです。
サッカーの戦略でも統計思考をもとにして直感を養っているのでしょうね。セネガル戦が楽しみです。
みなさま、こんにちは。
仮想通貨の基盤となる分散台帳技術「ブロックチェーン」が今、注目されています。
金融、医療、旅行業界等、様々な分野でブロックチェーンを使ったシステムの開発がすすめられています。
ということで今月の本(論文)はこちらにしました。
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“The Future of Blockchain: Application and Implications of Distributed Ledger Technology”
-Chartered Accountants Australia and New Zealand -
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この論文では、ブロックチェーンの利点と今後の可能性について記されています。
ブロックチェーンの主な利点は主に下記の3点が挙げられています。
1,仲介業者へのコスト削減
2,透過性
3,セキュリティーの高さ
これらの利点を利用すべく、金融だけではなく幅広い分野にわたり開発がはじめられています。
例えば、「電気、ガス、水道の使用が業者の仲介なしで直接取り引きできる」「選挙の投票がデジタルアイデンティティを使いオンラインでできる」「個人ヘルスケアの記録を個人の携帯電話と連携させる」等が実際に開発中です。
会計士業界では、さらなる帳簿の効率化を期待しております。
しかし、ブロックチェーンには未解決の問題があり、それが解決できるまでは業務用アプリケーションはまだ先になるようです。
論文には記されておりませんが、Ethereumの開発者、Vitalik Buterin氏によるとその問題点(プログラムの誤認識)についてはもう解決の糸口が見えているとのことです。
これから先、ブロックチェーン技術が私達のビジネスに大きな変化をもたらすことは間違いなさそうですね。
この論文にもありますように会計士が先駆者となり、新しい技術を使用できるように知識を身につけ、広めなければと思いました。
追加:ブロックチェーンの情報を読んでいると、なんとなくAI(artificial intelligence)と相性が良いのではないか?と疑問に思ったので、検索してみると最新の論文が見つかりました。
なんとAIがブロックチェーンの問題点の解決の手助けをし、開発のゴールへと導くであろうとのことです。
AIとブロックチェーンのシナジー効果で新しい未来が開けそうですね。
詳細は→Blockchain and Artificial Intelligenceをご覧ください。
明るい未来が開けますように。
みなさま、こんにちは。
オークランドはここ数日悪天候が続いており、冬の到来を身をもって感じております。
さて、ビジネス業界では以前にも増してAI(人工知能)の話題が盛り上がっていますね。2045年にはAIが人間の能力超えるシンギュラリティーの時代が来ると言われています。
しかし、人間の脳は未だ解き明かされてはいない部分が多いのです。
今月の本を読むとシンギュラリティーについて考えさせられます。
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「あなたの知らない脳 意識は傍観者である (ハヤカワ文庫NF) Kindle版」
デイヴィッド イーグルマン (著), 大田 直子 (翻訳)
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本書には脳の仕組みと意識について科学者による見解が記されております。
私達が認識している「自分」は氷山の一角に過ぎない。私達の知らない「自分」が水面下に潜んでいるのです。水面下の脳の活動が、意識に上る「自分」を支配しているのです。見るのも、聞くもの、感じるもの、行動のすべてを。
その活動の仕組みを脳の各部位や神経の働きなどから研究する現在の方法では解明には至らないと指摘されています。全てを考慮した総合的な影響を研究する必要があるとのことです。
人間の脳が未解明かつ未熟であるなかで、シンギュラリティーは当然というのが本書からの感想です。なぜならAIが人間の脳を真似る必要はなく、はじめからもっと高度な仕様にすれば良いからです。
実際に視覚、聴覚、問題解決能力など部分的にはもう既にAIが勝っています。そういったAIの能力が私達の仕事を奪うことなどが懸念されています。
しかし、生存のために工夫を重ねて脳が進化してきたのですから、AIとの共存も状況に合わせて適応していけるのではないでしょうか。
そして、AIがその能力を駆使して人間の脳の謎を解くことができるのか興味深いところです。
それでは、みなさまが今後も人間であることを楽しまれますように。
お子様がいらっしゃる方、スクールホリデーがんばりましょう!!
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
2018年、描いた夢に向かって前進できるように、幸せに過ごせるようにという想いで目標を設定された方も多いかと存じます。
ということで今月の本は、自身の行動が明確になる「心の大掃除」ができる本を紹介します。
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ザ・コーチ Kindle版/2/3
谷口 貴彦(著)
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「きっとまた難解なビジネス系の自己啓発書だろうな」
と思いながら手に取りました。
しかし、1ページ目を開いたとたんそのストーリーにぐんぐん引き込まれていく!この手の本でここまで読みやすく書かれたものに初めて出会いました。
内容はというと「素晴らしい」の一言です。
ビジネスの成功と、自身が幸せに生きるためのエッセンスがわかりやすく記されています。
かの世界的ミリオンセラー本「7つの習慣」の内容をストーリー仕立てにし、読みやすくした感じです。
7つの習慣は読破が少し大変ですが、本書は3冊読んでも5分の一位の時間で読めますのでお薦めいたします。
それでは、みなさまが幸せに過ごされますように。
みなさま、こんにちは。
私の好きな著者の新書が発売されたので早速拝読いたしました。
好きな本は読むのがとても楽しくて読後もしっかり余韻が残っております。
ということで、今月の本はこちらです。
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絶対にミスをしない人の脳の習慣 Kindle版
樺沢 紫苑 (著)
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科学的根拠に基づく、ミスをなくす方法を提案されています。
ミスの原因を挙げ、それらの対処法が詳しく記されています。
ミスの原因は主に4つ。
「脳疲労」「ワーキングメモリの低下」
「集中力の低下」「脳の老化」
この内のどれがご自身のミスの原因なのかを理解するには
「自己洞察」が重要です。
なぜなら、その原因によってそれぞれの脳のコンディションを整える方法があるからです。
特に、私には「マルチタスクをやめる」「情報を詰め込みすぎない」「調整日を設ける」の3点を心に留めておきたいです。- 他にも様々な方法が紹介されていましたが「情報を欲張って詰め込みすぎない」ということで今の自分にとって最も重要と思うところ3つで我慢です。
また、本書には脳科学を加味したToDoListが添付されており、早速自分用にアレンジして使っております。
そして、最後に要点をまとめた表等があり記憶に残りやすく配慮されています。
本書の内容を実践することで脳のコンディション絶好調を目指します。
それでは、みなさまも絶好調でいらっしゃいますように。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
ビジネス、プライベートと何かとご多用のことと存じます。
知らず知らずのうちに日々のストレスが溜まってしまっているなんてことはございませんか?
ストレスを受けない!というのは無茶な話なのです。
それではどうすればよいのでしょうか?
その答えは今月の本にて。学術的裏付けのあるストレスマネジメント術です。
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脳からストレスを消す技術
有田 秀穂 (著)
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本書では脳がストレスに対抗する仕組みを理解することにより、科学的に無理なくストレスと向き合う方法が記されております。
簡単にまとめますと、脳内物質セロトニンを活性化させることがストレスマネジメントの鍵となります。
セロトニンは「落ち着いていてかつ、スッキリした気分」をもたらしてくれます。ですから、活性化しているとストレスを受けても平常心を保てるということです。
一方、うつ病の患者さんはセロトニンの分泌量が減っているとのことです。
セロトニンを活性化させるには下記の2点が特に効果的です。
朝日を浴びる
リズム運動(5~30分)
それでも溜まり込んでいるストレスを解消するには
泣く(共感の涙)
が有効であるとのことです。
私は既に朝日と運動は実践しているので、泣くこともやってみようと本書から学べました。泣ける映画、探します!
それではみなさまが、ストレスとうまく付き合い素敵な日々を過ごされますように。
みなさま、こんにちは。
子供たちって、新しい情報をスイスイと吸収しますよね!
写真に画像を撮るように一瞬で記憶に残せる能力が備わっているお子様もいらっしゃるようです。この能力「フラッシュメモリー」は大人になると失われるといわれています。
子供のようにはいきませんが、大人でも脳は使えば働きやすくなるはず!と自己暗示かけつつ先月に引き続き、記憶術の本を選びました。
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一流の記憶法: あなたの頭が劇的に良くなり「天才への扉」がひらく Kindle版
六波羅穣 (著)
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本書には先月ご紹介した記憶術の本と同様の基本の手法と共に、応用として数々の記憶術が記されていました。
記憶のプロセスの基本をまず理解&実践した上で更に必要であれば他の記憶術を試すことを推奨されていました。
応用編として以下の手法が特に推奨されています。
関係法 – 仲介役となる情報を介して、手がかりと記憶対象を結びつける。
頭文字法 (記憶対象が5個まで) – 複数の情報の頭文字をつなげて覚える
物語法 (20個まで)– 記憶対象を使い物語作り覚える
場所法 (20個以上) - 場所と記憶対象をつなげて覚える
これらの手法を使いこなせればビジネスのみならずこれからの人生に確実に役に立つことでしょう。記憶力が良くなるというのはつまり、情報処理能力や発想力の向上にもつながります。
スキルを身につけるまでに訓練が必要ですが少しずつ楽しみながらやっていきたいです。
みなさま、こんにちは。
お仕事をされている方は常に新しく学ぶことがあり、日々勉強ですよね。
学生時代にもっと勉強しておけば今頃楽できたのに・・・
なんて後悔しつつ本を探してみました。
ということで、今月の本はこちらです。
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「最強!」の記憶術
出口汪(著)
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脳が情報を記憶するプロセスを利用して、効率よく記憶する方法が書かれております。
1. 記憶するには繰り返し学習する。脳科学的には学習一時間後に反復すると、記憶が効率よく定着する。
2.記憶力を高めるには理論力を鍛える。棒暗記ではなく理論を理解すること。
3. 記憶の定着には六時間以上の睡眠が不可欠。睡眠を挟んで反復学習するとさらに効果的である。
4. どこまで覚えているかモニタリングすることで強化できる。
以上をふまえて学習計画を立てると以下のようになります。
一度目の学習で理解し、一時間後の二度目は忘れている部分だけを学習、睡眠を挟んで翌日に三度目、すべてを反復学習する、一週間後にチェックし忘れているものだけを反復する。
その他の記憶術として、「学ぶことを楽しむこと」「まずは核の部分を覚え、詳細は無視する」「教材は一冊に絞る」そして、「記憶したものを実際に使う」など興味深い内容が書かれておりました。
脳科学的記憶術をまとめると「理解、記憶、実践」ですね。
まずは本書の内容を記憶に定着させるべく頑張ります。
みなさま、こんにちは。
ここ最近は風邪がとても流行っているようです。
どうかご自愛くださいませ。
さて、今月の本をご紹介します。
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「思考は現実化する」
ナポレオン・ ヒル
'Think and Grow Rich'
Napoleon Hill
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起業家のみならず大勢の人々に読み継がれてきた成功哲学書です。
ビジネスで成功を収めた歴史的人物達の思考と行動を分析し、共通点を挙げています。
その成功の共通点というのは、彼らだけの特別なものではなく誰もが意識し、訓練すれば手に入れられる内容です。
哲学というと「実際に役に立たないのでは?」と思いながらも読み進めてまいりました。
すると、その思いとは裏腹にナポレオン・ヒル氏の哲学には科学的根拠があったのです。
心理学・脳科学を勉強されている方がお読みになると共感していただけるかと思いますが、
「ああ、この部分は心理学のあの理論だ、これは脳科学的にはこういうことが言える」など納得できるのです。
例えば題名の「思考は現実化する」とありますが、脳は無意識的に自身が考えていることに注目します。
妊娠したときになんだか自分の周りには妊婦さんが多く感じるなんてことはありませんか?
まわりの状況は同じですが、妊娠前は妊婦さんがいらっしゃることに気がつかなかったからなのです。
このような脳の仕組みから、意識することの重要性がわかります。
夢に向かって具体的な目標を立て、常に意識することで現実化への道が開けるのですね。
日本語版はかなりのボリュームで読破に1ヶ月かかりました。
英語版のほうが簡潔で読みやすくまとめられています。未読の方は英語版をおすすめいたします。
それではみなさま、風邪をひかれませんように。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
経営者のみならずタイムマネジメントは誰もが工夫を凝らしていらっしゃることでしょう。
そこで、今月の本はこちらにしました。
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「実践!タイムマネジメント研修」
著者:坂本健
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本書は小説形式で、まるで実際に研修に参加しているかのような感覚を得られました。登場人物の思考回路と自身を重ね共感できるため、楽しんで学べました。
タイムマネジメントにも様々な方法がありますが、本書の要点は2つ。
1. クラスタリング
人間の脳は15分位の時間があればまとまった仕事ができるほど集中できるようにデザインされています。1時間かかる仕事だから、1時間のまとまった時間が取れるときに仕事するよりも15分時間が取れるときに少しずつ進めること。
2.「やりすぎ」の削減
必要以上のクオリティーで仕上げていないか?その仕事は本当に必要なのか?
例えば事務職では、簡単な表で十分なのに複雑なグラフまで作っていた、誰も読まない書類を作っていた等。家事では、家族の誰もが気にしないのに時間をかけて料理を美しく盛り付けていた等。
私は「やりすぎ」については今まで考えたことがなかったので、はっとさせられました。どの程度必要かを見極めることが大切であると本書のおかげで気付くことができました。
それでは、みなさまが少ない時間でより高い効果を出されますように。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今月のビジネスに役立つ本はこちらです。
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‘As a Man Thinketh’ - James Allen (英語版)
「原因と結果の法則」 - ジェームス・アレン(日本語版)
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本書は数々の世界的ベストセラー本の基盤、「教科書」と言われている名著です。
感銘を受けた本があれば、その本の参考文献を読むとさらに気付きを得ることができるでしょう。そういう意味でも本書はまさに読んでおくべき一冊といえます。
ページ数は少なく、ストレートな言い回しで簡潔にまとめられています。
「良いも悪いも、自分の想いでコントロールできる」
と勇気づけられる内容でした。
心理学で言うセルフ・エフィカシー(こうすればこうなる。だからそれを信じて進もうとする能力)はビジネスの成功においても大変重要であると思います。
セルフ・エフィカシーを高めるためにも、本書はおすすめの一冊です。
それでは、みなさまが素敵な日々を過ごされますように。
みなさま、イースターホリデーはいかがお過ごしでしたか?
ついついチョコエッグを食べすぎてしまった方はいらっしゃいますか?-------- 私です!
さて、今月のビジネスに役立つ本はこちらです。
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「わかりやすい」文章を書く全技術100
大久保進 (著)
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日本人向けのビシネスを展開されている方々、日本語で文章を書くことはありませんか?
ブログ、フェイスブック等のソーシャルメディアに文章を掲載することも多いかと存じます。
ネット上では不特定多数の方々に観覧される前提での文章が求められます。そうした中、わかりやすい文章を書く重要性が高まっているのではないでしょうか。
しかし、ニュージーランドでの日常では、日本語に触れる機会がどうしても少なくなってしまいますよね。残念ながら、正しい日本語の文章技術が自然と身につく!という具合にはいきません。
本書は、わかりやすい文章を書くための技術を、100種類に分けて紹介されています。しっかりとボリュームのある本ですが、たいへん読みやすく、充実した内容です。
特に私が気に入ったのは、「文章を書く技術」のみならず、「読み返す技術」「鍛錬の方法」までも紹介されているところです。
会計事務所では特に、複雑な内容をお伝えしなければなりません。お客様にとって、読みやすいように、わかりやすいように、誤解のないように、と願いながら文章を書いております。
本書の内容を実行し、洗練された日本語が書けるように努めます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
今月おすすめしたいビジネスに役立つ本はこちらです。
「グーグルのマインドフルネス革命: グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス」
マインドフルネスとは ‘今の瞬間に意識を向ける’
私の今年の抱負である「一期一会」にぴったりはまりました。
本書ではこのマインドフルネスの実践として瞑想を推奨されています。瞑想は欧米人、とくに科学的根拠を重要視するコンピューターエンジニアには宗教的でとっつきにくいものだそうです。グーグルの社員であり元僧侶でもあるビル・ドウェイン氏が瞑想から宗教色を取り除いた研修プログラムを開発されました。グーグルの社内にはマインドフルネス用の部屋があり社員は一日30分の実践をするそうです。
マインドフルネスの魅力は、ストレス軽減、感情のコントロール、創造力アップなどが科学的に証明されているそうです。
これからの時代はとくに、創造力アップは企業には不可欠です。アメリカの大企業ではマインドフルネスを積極的に取り入れる傾向にあります。日本でも2013年から徐々に浸透し始めているそうです。
私も実践してみて3週間くらいになります(毎日ではありませんが。)
マインドフルネスの実践の方法は何でもご自身に合うやり方で良いそうですが、私は軽いヨガと、本書で推奨されている「ヘッドスペース」というAndroidのアプリを使っています。写真のものです。
多くの人にマインドフルネスを広めて、世界平和というグーグルの夢を叶えたい想いが本書から読みとれました。
*マインドフルネスには副作用的なものがある場合もあるようです。ご自身に合った方法で実践されることをおすすめします。
それでは、みなさま平和な日々をお過ごしくださいませ。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
本日はビジネスに役立つベストセラー本をご紹介します。
図書館で借りようとしたらなんと、53人待ち!
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‘The 7 Habits of Highly Effective People’(英語版)
- Stephen R. Covey -
‘7つの習慣’(日本語版)
- スティーブン・R・コヴィー -
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大人気なだけあって内容は期待通り充実しておりました。ビジネス、いいえ、人生の教科書となりえる良書です。
簡潔に本書の要点をまとめると、ビジネススキルや、テクニックも大切ですが何より、「人格」が最もビジネスに影響を及ぼす。つまり、人格を磨く習慣を身に付けることで公私共に充実した幸せな人生を送ることができるということです。
「人格」を磨く方法が7つの習慣として詳しく記されています。まずは自立を目指します。自分を理解し、自己管理する上で、次は、他者との共存です。他者を尊重しつつ自分の強みを活かし、協力する。この相互依存から自分一人ではできなかったようなことも可能になる。
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本書の内容に感銘を受け、多くの気づきを得る事ができました。
例えば:
ビジネスでは、目的意識を持って、優先順位を決め効率的に行動すること。パートナーとの優位性ではなく違いを認識しお互いの個性を活かしシナジー効果を生む。
プライベートでは、他者の長所、短所、考え方をそのまま受け入れる。決して自分の価値観に当てはめて、コントロールしようとしない。他者との交渉の際はお互いが得をする状況でなければ承諾しない。
何度も読み直して、深く学び、実践したいです。未読の方はぜひ!
それでは、みなさま素敵な日をお過ごしください。
みなさま、こんにちは。
本日はビジネスに役立つベストセラー本をご紹介します。
「How to Win Friends & Influence People」
– Dale Carnegie (英語版)
「人を動かす」 – デール・カーネギー (日本語版)
ビジネスで成功するには人間関係が重要な鍵となることは言うまでもありません。特に私達、経営者は大勢の人と関わります-従業員、取引先、同業者、お客様、見込み客様等。本書は経営者が身につけるべきコミュニケーション術の基本が学べます。
常に相手の立場に立って、相手主体に考え、行動することで円滑なビジネスでの人間関係が築けると再確認できました。どのように実行に移すのか物語形式で具体的に語られ、こんな感じであればできるかもと思えました。実行するには意識しておくことが良いでしょう。思い出せるように本書の目次を印刷して見えるところに貼りました。
ちなみに英語版はオークランド図書館で借りられます。
それでは、今週もみなさまのますますのご活躍をお祈り申し上げます。
みなさま、おはようございます。明日から子供たちのスクールホリデーです。朝からゆっくり机に向かえるのは今日が今年最後!
さて、先月はAI(人工知能)の本を紹介いたしましたので、本日は人間の可能性を再確認できる、ビジネスに役立つ本を紹介いたします。
「たった"ひと言"の影響力」
(井上裕之著、フォレスト出版)
日本で古くから、言霊(ことだま:言葉には霊的な力が宿っている)を重んじられておりましたが、正直、そんな非科学的なことなんて真剣にとらえたことはありませんでした。
本書は私の考えを覆しました。そう、発する言葉で潜在意識を変えることができるのです。
「めんどうくさいなぁ」って言う代わりに「時間をかければできる」「ああ、疲れた」って言う代わりに「今日は頑張っている」って言ってみたらどうなるでしょう?
あらゆる状況、出来事のみならず人に対しても常に良い言い方をすることで、潜在意識が高まっていきます。習慣化することで、前向きになれる、やる気がでる、気持ちに余裕ができる等 会社経営者にとって必須です。言葉で成功をつかめると信じ、私も訓練中でございます。
人間の脳は未だ脳科学ですべてを解明されておりません。
「信じる者は救われる。」
それではみなさま、可能性を信じて未知なる挑戦を楽しんでみてはいかがでしょうか?
みなさま、おはようございます。
南島でマグニチュード7.5の地震が発生いたしました。津波警報など今後の最新の情報を入手するように努めたいです。
さて、ここ最近は人工知能の話題が旬ですね。
つきましては、今後のビジネスについて考えさせられる本に出会ったので紹介いたしますね。
「人工知能、ロボット、人の心。」 著者 湯川鶴章
AI(人工知能)の開発がめざましく進展するなかで、AIが人間の能力を上回る時代が来るというお話です。そうなると会計士および、どんな職業でも生き残れる保証なんてありません。AIに仕事が奪われ、AIに人の心までも奪われる。なんだか映画の中のストーリーのようですね。
そこまでは現実味が沸かないものの、AIの発達でこれからのビジネスは大きく変化することは間違いないでしょう。
変化に順応できるように常に勉強し、新しいことにも挑戦する精神が大切であると思いました。テクノロジーに支配されるのではなく、テクノロジーを上手に使いビジネスに利用したいです。
そして何より、ロボットではなく人にやってもらいたいと思って頂けるような、心のこもった仕事がしたいです。
それでは、地震の今後の情報に注意してお気をつけてお過ごしください。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
本日はビジネスに役立つ本を紹介いたしますね。
「脳内物質仕事術」著者 樺沢紫苑
「脳を最適化すれば能力は2倍になる」- アップデート版
私の生活習慣を変えた本です。仕事に必要なやる気、集中力、学習力、記憶力などを高めるためには何をしたら良いのか?
精神科医の目線で科学的根拠のある脳を活性させた仕事術を解説されています。
何かを成し遂げたとき、「やった!」と幸福感がありますよね。幸福感があると「またがんばろう!」とやる気が出ます。
一つの大きな目標を立てるだけでなく、目標を達成する過程に小さな目標をいくつか立てることによって、その小さな目標を達成するたびにやる気を高めることができます。
このように本書に書かれていることを実践しますと自分で脳内物質をコントロール出来ます。他にもたくさんの具体例が書かれていて、多くの方のお役に立てる本であると確信しております。
それではみなさま、季節の変わり目ですのでご自愛くださいませ。